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工房レストアの『こんなんやってまんねん』

大阪で文化財の修復やレプリカ製作を行っている「工房レストア」のブログです。  文化財修復・レプリカ製作のお仕事やスタッフの日常についての「こんなんやってまんねん」を紹介しています。

 

「簡易掛軸け軸をつくってみよう!」ワークショップのお知らせ 

みなさま、こんにちは!
師走になり、バタバタしてきましたね。
寒さも厳しくなってきました、体調管理がむずかしく私も風邪ぎみです。
みなさまもご自愛ください。

さて、12月25日(日)に松原市民ふるさとぴあプラザで「簡易掛け軸をつくってみよう!」を開催致します。

内容は、掛け軸の修復についての講座と絵ハガキや写真等を飾れる簡易掛け軸をつくるワークショップを行います。
お正月かざりの一つに自分だけの掛け軸をつくってみませんか?

28年度松原WS

会場    ふるさとぴあプラザ2階 市民ギャラリー
参加費   500円
定員     20名(先着順)
申し込み  12月10日(土)午前10時から電話でぴあプラザまで
        (月曜日休館。祝日の場合は開館)

問合せ  松原市民ふるさとぴあプラザ
       〒580-0016 松原市上田7丁目11番19号
       ℡072-336-6800

※弊社では受け付けは行っておりません。

オリジナルの簡易掛け軸がつくれます。
掛け軸の保存や取り扱い等のお話も致しますので興味のある方は是非どうぞ

まご
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category: ワークショップ

閉山した炭鉱の島 池島に行ってきました。 

最近ブログをサボっているぽんきちです。
先日、仕事で長崎に出張してきました。
仕事自体は昼頃に終わったので、社長の「ゆっくり見てきたらいいよ」と言うありがたい言葉を頂き。折角の機会なので閉山した炭鉱の島”池島”に行くことにしました。
長崎の閉山した炭鉱の島と言えば世界遺産 軍艦島(端島)が有名ですが、池島の方が世界遺産等の指定を受けていない分自由に見て回ることができます。
池島の炭鉱開発は1952年10月から着手され2001年11月29日に閉山されました。
最盛期には周囲4km の島内に8000人近い人が生活していましたが閉山とともに縮小し現在では160人程になっているそうです。そのため数多くつくられた鉱員住宅の殆どは無人となり、その独特の雰囲気は一部マニアなどを引き寄せています。(自分もその一人ですが)

自分は佐世保から渡ったのですが佐世保―池島間の船便は午前と午後の一日2便しかなく午後の便を利用すると島で一泊する事になるため、島で唯一の宿泊所(長崎市池島中央会館)に連絡をして手配をしました。
池島中央会館について受付をすませると、なんと今晩は自分一人だけとのこと。
関西のノリに近いとても気さくなオッチャンで詳しく島について説明してくれました。
この方も昔は炭鉱で働いていて宿泊所の写真展示室の当時の銭湯の写真に写ってるからと言いっていました。(あとで確認しました)
とりあえず教えてもらった情報を元にうろついてみることにしました。

四方山から社宅群2_convert_20161204231406

見晴らしポイント 四方岳より社宅群
現在も数人住んでいるそうですがほぼ無人になっています。



四方山から八階建て_convert_20161204231426

四方岳より社宅群および奥にみえる8階建住宅
斜面の高低差を利用したエレベーターなしの高層住宅です。いまは無人です。




八階建て_convert_20161204231701

八階建社宅横から 手前を横切るのは島内の施設でできた真水を各戸に送る配管。



社宅群配管_convert_20161204231519

このような配管が張り巡らされています。





IMG_0097.jpg

日が落ちて暗くなってきたので、一度宿舎に戻り炭鉱時代、鉱員の疲れを癒したの銭湯がまだ営業していると教えてもらったので懐中電灯を借りて行ってみました。(街灯がなくほぼ真っ暗になります)
銭湯には一人先客の地元のオッチャンがおり気さくに声をかけてきてくれました。
話の流れで「晩めしはもう食べたんか」と聞かれ、食堂が閉まっていたので持ってきたカップラーメンを食べるつもりだと答えると、良かったらうちに食べに来るか?と誘ってくれました。
折角なので旅の恥はかき捨てと思い、厚かましくもお邪魔することにしました。

オッチャンは尾崎さんという方で以前炭鉱で働いており組合役員も務めてきたとの事、閉山後は日本の炭鉱技術を学ぶアジア諸国のための研修事業をおこなう三井松島リソーシスで技術研修活動だけでなく観光やマスメディア等の取材の対応もされているそうです。また国のエネルギー政策の点でも重要な島のため関西からも大阪大学や京都大学などの学生が度々研修に来るのでその際にも講義をされるそうです。

尾崎さんには奥様と息子さんと娘さんがいるのですが仕事の関係でそれぞれ島を出て現在は単身赴任という形で鉱員社宅に一人で住まわれているとの事。
手慣れた感じで作ったを水炊きをご馳走になりました。(鶏の出汁が効いておいしかったです。)鍋をつついてお酒を呑みながら、色々と池島の事を教えて頂きました。

炭鉱での福利厚生は良く、頑張れば一般的なサラリーマンの2倍は貰えた事や社宅の家賃は安く1000~2000程度で銭湯も無料だったそうです。
また、現在の宿泊所はもとは島の映画館であり、結婚式場であり、葬祭場であったそうです。色々話を伺う中で「炭鉱には自分も含めて家族みんなが本当にお世話になったので、とても足を向けて寝られん」と仰っていたのが印象的でした。

仕事の話だけはなく、お子さんの話をされる時は本当にうれしそうに話されて二人が成人した今でも可愛い可愛いと言っているのを聞いて自分も将来そんな風に言えるだろうかと羨ましく思いました。

ところでこの池島を観光するにあたって聞きたいことがあったので尾崎さんに聞いてみました。
それは、人がここに惹きつけられる大きな理由の一つには島に存在する廃墟群とそれの持つ独特の雰囲気があると思いますが、実際には現在もここで生活している人もいるわけでそのような中でそれを目的として見て回るのは島の人はどのように感じるのか、という事。
尾崎さんの返答はここにくる多くの人がそういった風景や雰囲気に魅力を感じて見に来て、写真を撮ったりするのは節度をもってする(立ち入り禁止区域に入るなどしない)のであれば良いと思うとのことでした。
またそういった事も含めて池島を魅力多くの人に知って貰いたいと仰っていました。

ただ、この島を”廃墟の島”や”廃墟だけの島”など終わった島という目で見られるのはいい感じはしない。とも言っていました。(現在でも小学生が二人います)
実際マスコミから、そのような視点や企画で取材のオファーがあっても会社としてはお断りするとの事でした。
そんなこんなで、思いもよらず晩御飯をご馳走になり貴重な深いお話も聞けたことを感謝しながら、お宅を辞して宿に戻りました。

翌日、昨晩の尾崎さんの話を思い返しながら島を散策しました。


つたの社宅_convert_20161204231254

何の条件が違うのか一部だけ覆われています。




壁面緑化_convert_20161204231842

壁面緑化と言われれば納得しそうな感じです。





おおわれた家_convert_20161204231058

人の作ったものなど気を抜くとあっという間に自然に飲み込まれるのが分かります。




池島では午前と午後の2回、坑道での見学・説明会が行われます。
本来は事前予約が必要みたいですが、人数に空きがあれば当日予約でも行けるみたいなので午後の部に申込みました。
ビデオで炭鉱の歴史を学んだ後トロッコ列車にのって坑道に入っていきます。



トロッコ_convert_20161204231313



元炭鉱マンの方が実地で説明してくれて、色々体験させて貰いとても面白かったのですが暗くてブレた写真が多くお見せできないのが残念です。



発電造水施設_convert_20161204231754

発電造水施設
島内の電気を賄う発電所でもあり、海水を真水に変える施設でもあります。
また、その際の蒸気熱を銭湯で送って利用したようです。



石炭積込機トリンマー_convert_20161204231611

石炭船積機 トリンマー
採掘した石炭を船に積み込む機械、大きいです。




ジブローダー_convert_20161204231230

ジブローダー
貯炭場の石炭をベルトコンベアにのせ移送する機械、巨大です。


今回、色々なところで偶々だったり運よくが重なった結果訪れる事できました。
また、そのお蔭で貴重な体験ができたりと巡り合わせに感謝です。








category: 感謝

tag: 池島   

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