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工房レストアの『こんなんやってまんねん』

大阪で文化財の修復やレプリカ製作を行っている「工房レストア」のブログです。  文化財修復・レプリカ製作のお仕事やスタッフの日常についての「こんなんやってまんねん」を紹介しています。

 

NPO法人 書物の歴史と保存修復に関する研究会 夏季講座に行ってきました。 

みなさま、こんばんは!
ご無沙汰しております。ちょっとバタバタして更新を怠っていました。すいません!

8月27・28日の両日に、NPO法人 書物の歴史と保存修復に関する研究会主催の夏季講座に行ってきました。

1日目は、教室生徒作品のミニ展示からギャラリートークにはじまり、「羊皮紙の魅力」と題して
羊皮紙工房代表の八木健治氏の講義がありました。
私達は、和が中心ですので、羊皮紙に関しては未知の世界で非常に楽しみにしておりました。
今年は80名位の参加者でした?(正確な数字ではありません。100名は居なかったように思いますが沢山の方々です)

羊皮紙とは、文字から想像すると羊の皮を使うイメージですが、羊皮紙といっても、羊や山羊や鹿(パーチメント)や仔牛(ヴェラム)等色々あります。
サンプルを使って違いを触って感じることができました。
また羊皮紙の作り方などわかりやすくご説明くださいました。感想は、めっちゃ大変
毛をむしって、しなやかな紙にするまで、想像をはるかに超える労力が必要です。

その後、羊皮紙の歴史について学び、実物に触れる機会も作ってくださいました。

羊皮紙本
張り

古代から現代のものまで約50点を展示してくださいました。特別に触らせてもらいました。
様々な羊皮紙があり、用途によって動物の違いや厚み、肉面と毛面の違い等々触れることで大変勉強になりました。
また羽ペンを使い、羊皮紙の切れ端に没食子インクで筆写体験もできました。

仕事柄、稀に見て触れることはあっても、書くことは無いので大変貴重な経験が出来ました。

羊皮紙の魅力として、特徴やインクとの相性、羊皮紙の弱点や修復についてや現代の羊皮紙制作と用途、今後の展開など非常に分かりやすくご説明・レクチャーをして頂きました。
私からすると、講義の内容、お話の仕方や立ち振る舞い等、八木先生から多くの事が学べました。本当にありがとうございました

さて、2日目は「ナグハマディ製本模型製作」のワークショップでした。
書物研究会 代表理事の板倉 正子先生の講義です。
「ナグハマディ」って何???
聞いたこと無い
ここでは、説明は割愛します。興味のある方はこちらを見てください。  ナグハマディ写本

死海文書に次ぐ、貴重資料だそうです。資料の概要説明の後に、製本作業に掛りました。
構造はシンプルですが、一折本で皮装丁なので、力仕事と精度より遊び(大まかな寸法)で仕上げる感じでした。
普段、教室できっちり採寸してする作業に慣れていると戸惑うかもしれません。しかし私は得意分野(いい加減ではなく、良い加減)でしたので割といい感じに仕上がりました。
ナグハマ

板倉先生のお話の中で、いつも感銘を受けるのは、
「私は教室で、趣味で製本できる人を育ててるのではない。きっちりとした知識と技術を修復や修理に役立てる人を育てることです。」
先生の考えは、一貫しており、生徒の我々もお役立ちできるように学ばないとダメだと気づかされます。
板倉先生はじめ講師の先生方、スタッフの皆様には、改めて感謝致します。

私は、去年資料保存入門のクラスでお世話になりました。久しぶりに同期の皆に会う事もできました。
修了製作作った本を並べ記念写真

記念写真

皆さんの力作の前でパチリ。我々のテーブルは、本それぞれに立派な木工スタンドで展示しました

生徒展示

F氏のご好意により立派なスタンドを作ってくれました。ギャラリートークの折に本の質問もありましたが、皆さんスタンドにも大変興味を持たれていましたね~
板倉先生に木工大臣に任命されていました(笑) それくらい立派なスタンドですよ~

久しぶりに最高な仲間と再会でき、楽しく充実した2日間でした。
先生方はじめ皆様、ありがとうございました

まご
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category: 感謝

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