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工房レストアの『こんなんやってまんねん』

大阪で文化財の修復やレプリカ製作を行っている「工房レストア」のブログです。  文化財修復・レプリカ製作のお仕事やスタッフの日常についての「こんなんやってまんねん」を紹介しています。

 

年度末~新年度 

みなさま、こんばんは~!
お正月以来の更新でサボってしまいました。

さてこちら関西も本日、桜満開宣言が出ましたね~。
それにしても今年はあったかく本日もポカポカ陽気でした。

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桜満開でルンルン気分になるかと言うとそうでもない・・・
いつも年度末は別れの時期で寂しいです。
お客様の中にも異動や退職、転職等々別れのシーンが色々ございます。

年度末業務のバタバタでお世話になったほとんどの方々にきちんとご挨拶も出来ずに大変心苦しくなります。
この場をかりてご挨拶させて頂きます。

ご縁を頂きました皆様方へ
大変お世話になりありがとうございました!
私個人的には異動や退職したからといってご縁が終わるとは思っておりません。
皆様方はどう思っているか分かりませんが(笑)
きっかけは仕事を通してご縁を頂き、それがスタートだと思ってお付き合いしてきました。
ですので暫くは、ご縁が遠のくことがあるかと思いますが、またどこかでご一緒出来ればと常に願っております。

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今日の澄んだ青空の如く、気持ち新たに新年度を迎え私達もまたお声がけ頂けるような人を目指して、
ご期待に添えるよう、より一層尽力いたします。

桜には青空が映えますよね~(´∀`*)

まご







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category: 感謝

社内研修について(雑誌・絵本修理) 

日に日に寒くなってきました。コロナがまた流行ってきておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
家の近くの桜並木が綺麗に紅葉しておりまして、紅葉狩りに行きたいなと想いながらコロナのこともあり、
なかなか出かけられない状況が続いています。皆様は体調などお変わりありませんでしょうか。
どうか皆様健康で新しい年を迎えられますように願うばかりです。

さて話は変わりますが、コロナの影響で依頼が少なくなっております時に、今こそより良いサービスを提供するために
行動していこうということで、毎週水曜日に研修の時間を取って頂き、社長自ら技術指導して頂いております。

今回は製本のワークショップを終えまして報告会をいたしました。
社員それぞれ修復したい本を持って来て本の修復に取り組みました。

子供の時に買ってもらった大好きな漫画、甥っ子たちの絵本、兄からお下がりでもらった辞書、練習で使う教則本などなど...
長い時間、何度も読むことで傷んでしまった大切な本が集まりました。

本の形状や傷み具合によって修復方法は異なるため、社長に本の状態を見てもらい、どのように修復したいかをイメージを伝え、修復方法を教えてもらい作業していきました。

修復の方法を教えてもらっても実際にやってみると上手くはいかないもので、自分が考えていたよりもとても時間がかかってしまったり、やり直すこともしばしば。社員みんな自分のイメージしている形に修復できるように何度も試行錯誤していました。

さて各々色んな気づきを得えましたので、仕事に活かせるように報告会で共有を致しました。

報告会
こちら報告会の様子です。修復工程などを説明した報告書も作成して、みんなに説明しています。

私から見るとすごくきれいになおしているように見えるのに、その本を手掛けた社員さんはもっとこうした方がよかったという声がきかれたりして、使える状態にする修理とは違い元の状態に戻す修復は本当に難しいなと思いました。

私は地元の楽団で楽器を吹いているのですが、その練習にいつも使う教則本が辞書並に分厚く重たいので、
使いやすいように3冊に分冊をするということをさせて頂きました。

最初は中身を3分割して無地の厚紙で表紙をつけたらいいかなと考えていたのですが、
上司に元の表紙のレプリカを作ってみてはどうかとアドバイスを頂きまして作ってみることに。
ところがそれがほんとに難しくて・・・まず元の表紙に似た紙を探し、裏打ちをして紙の厚みを合わせ、
スキャンをして画像に手を加えて、中身のサイズに合わせて製本できるように出力してなどなど、
まだまだレプリカ作製の一部分だと思いますが学ぶことができました。スキャンして印刷しておわりではなかったです・・・

こちらが3分割にしました教則本です
教則本

工房レストアにはレプリカ作製のプロがおりますので、安心してお問い合わせ頂けたら幸いです。

社長や他の社員の方々にもアドバイスを頂きながら、私としてはやってよかったと思えるものができました。
たくさん苦労した所もいいお仕事できるように繋げていきたいと思います。

他の社員の方々の修理された本も紹介いたしますね。

修復前
漫画2
修復後
漫画1DSC_0004.jpg


修復前
おさるのジョージ2
修復後
おさるのジョージ3

修復前
漫画4
修復後
漫画3


本当にたくさんの方々に支えられていることに感謝しつつ
一瞬一瞬大切に皆様のご希望に沿えるようなお仕事ができるように精進して参ります。


ひつじ




category: 感謝

産経新聞 夕刊 「一聞百見」掲載によせて 

産経新聞 夕刊の掲載記事 「一聞百見」にて9月1~3日の3日間に渡ってインタビュー記事が掲載されました。

今回の取材の件は産経新聞の記者の方が大阪産業創造館の「Bplatz press 4月号」の弊社掲載記事を見られた事が縁で決まったそうです。
そもそもの大阪産業創造館(産創館)とは工房レストア起業時からいろいろな面で相談に乗って頂いたり、協力して頂くなど大変お世話になっておりました。また産創館のご縁でつながった方からさらに新たな人のご縁ができ、それが巡って今回の記事掲載となった事を思うととてもご縁の巡り合わせの不思議を感じます。
仕事の上でもお客様から弊社の事を知り合いの方にご紹介して頂く事も多く、本当にご縁によって成り立っている事を感じます。

人の縁はどこでどうつながるか、とうてい図りしれないものですがこれからも一つ一つのご縁を大切にしていきたいと思います。

今回このような機会、ご縁を頂きました事 産経新聞編集委員 粂 様 南雲 様には厚く御礼申し上げます。

ぽんきち

一聞百見 2020年9月1日
産経新聞 夕刊 2020年9月1日「一聞百見

一聞百見 2020年9月2日
産経新聞 夕刊 2020年9月2日「一聞百見

一聞百見 2020年9月3日
産経新聞 夕刊 2020年9月3日「一聞百見」

category: 感謝

tag: 一聞百見 

観峰館 「藤野正観の仕事展」 見に行ってきました!  

ぽんきちです。先日 滋賀出張の折に、観峰館 「藤野正観の仕事展」を見に行ってきました。

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藤野先生のお仕事はこれまで工房内での見せて頂く機会は多かったのですが、本格的な展示の場で見るのは初めてで企画展展示室で一堂に会した先生の作品をじっくり見る事のできる大変貴重な時間でした。
この展示のために描かれたという江戸様式涅槃図は、神々や人・動物、虫に至るまで、釈迦の入滅を悲しむ様子や感情をありありと感じて圧倒されました。
また工房内で見る時とは違い実際の展示場所でみると、仏様の光背や姿そのものから光を放っているように感じとても不思議に感じました。
大きな作品だけでなく敦煌壁画を元に装飾絵画として描かれた飛天像は29㎝×40㎝と展示作品の中では小さいのですが、飛天の動きと衣に躍動感がありすぎて、別の作品を見ていると目の端に映る飛天がどうにも動いている様に見えて何度も見返しました。

今回の展示を見て改めて藤野先生のすごさと、それに仕事でかかわらせて頂いているという事に改めて感謝いたします。

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category: 感謝

地獄図絵解き! 

みなさま、こんにちは!

うすら寒い朝夕を迎えるこの頃ですがインフルエンザにかかっておられませんでしょうか。
私も風邪気味で鼻水が止まらない状態です。鼻かみすぎて鼻血が出ました笑

さて、先日11月11日に愛知県西尾市にある養寿寺の畔柳住職が会社見学と地獄図絵解きを社内でしてくださりました。

畔柳住職とのご縁は、弊社起業時からで実績も何もない弊社に當麻曼荼羅を修復させて頂いて以来の十数年のお付き合い。
大変お世話になっていたのですが、遠方とタイミングが合わずで工房見学は今回が初めてでした。

住職は、いつもお世話になってるからと「地獄図絵解き」も特別やって下さいました。
弊社全員でご拝聴しました。

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私は何度もお会いしていますが、住職が絵解きをされている現場は初めてです。
普段お話している口調、声質、勢い何もかもがド迫力で圧倒されました。
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私みたいに悪さばかりしていると、地獄に落ちてしまうと本気でビビッてしまいました。
改めて人間全うに生きなければと思いました!
内容はここには書きませんが、お客様インタビュー動画でご紹介する予定です。

住職曰く、「お寺の什物を修復して、大切にすることは理解できる。しかし秘蔵にしたり公開する機会が無ければ、宝の持ち腐れ。使わなければ意味がない。傷んだらまた直せばよい」と仰り、色々なところで掛物を使って絵解きをされています。
資料も一緒ですね。修理・修復しても活用しなければ意味が無いです。もちろん取り扱いや保存に意識することは大切です!
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この地獄絵も弊社で修復させていただきました。現住職は29代目、この地獄図も當麻曼荼羅も20代住職が作製したそうです。
その時の住職が、人を正しい道に導くために必要だから作った。それが傷んで使えなくなったら・・・
畔柳住職曰く、「作製した頃の想いに触れると、私がやらないといけないし次世代に繋いでいかなければならないお役目がある」と仰っていました。
お話を聞いてハッとしました!これが弊社の「事業の意義・目的」ではないか!
本当に貴重なお話をたくさんしてくださりました。

まご

以下スタッフの感想です。

はじめて絵解きを見せて頂き、ご住職の軽妙な話術にぐんぐん引き込まれてしまいました。
それと共に自分たちの仕事が単に物を直すのではなく人々を教え・導き、心を伝えるものに
携わっているということを改めて実感させて頂きました。ありがとうございました。
                                              ぽんきち


初めて絵解きを見せていただきました!そもそも絵解きというものを知らなかったのですがとても面白かったです!
自分たちの修復したものがどこかで繋がっていくと考えると改めてもっと精進しなければ!と思いました。
本当にありがとうございました。                            はち


住職の話術が巧みで、終始楽しく地獄を観光案内していただいている気分でした。
私たちの直したものがただ大事にしまい込まれるだけでなく、実際にそれを通して人々の教養を深める為に使用されているということが身をもって感じられ、とても嬉しかったです。ありがとうございました!        K


お寺さんのお話はかたいイメージがあり、どう聞けばいいのか不安だったのですが、とても分かりやすくそして楽しく説明していただいたので時間があっという間でもっとお話を伺いたいと思ったほどです。
私たちの仕事が色んな人の目に触れ活用されているということを何となくイメージはしていたのですが、実際に絵解きをして頂き、修復を頼んでよかったと直に言葉を聞けたことで、どんな風にお役に立てているのか少し実感がわきました。本当に貴重なお時間をありがとうございました。                            ひつじ


絵解きの法話をありがたく拝聴させていただきました。これまで数多くの法座でいろんな人お話を聞きましたがわかりにくい事もおおくありました.ご住職のユ-モアお交えながらの説法はこれまでと違った理解のしやすさに心から素直に拝聴させていただきました大変ありがとうございました。
絵解きの時にもお聞かせいただきましたお軸の修復をさせて頂いた原物をお使いいただき数多くの説法をされておられる様にお聞きし修復の仕事の意義と大切さを再認識させて頂いた次第ですありがとうございました。      合掌        ヒロシ

この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました!

工房レストア社員一同



category: 感謝

tag: 絵解き  掛軸 

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