工房レストアの『こんなんやってまんねん』

大阪で文化財の修復やレプリカ製作を行っている「工房レストア」のブログです。  文化財修復・レプリカ製作のお仕事やスタッフの日常についての「こんなんやってまんねん」を紹介しています。

 

堺市 山口家住宅でポチ袋デザイン「和綴じノートづくり」体験を今年も開催致します。 

みなさま、こんにちは!
和綴じワークショップ開催のお知らせです。
4種類の和紙を使ってオリジナル和綴じノートが出来上がります。

町屋歴史館で開催する「ポチ袋」コレクション展に関連して、ポチ袋デザインのオリジナル表紙を使った「和綴じノートづくり」体験を行います。堺市ホームページのご案内はこちら

日時 
平成29年10月21日(土曜日)
1回目 午前10時30分~
2回目 午後1時30分~
3回目 午後3時~

※各回、所要時間は約1時間を予定しております。

会場 
「町家歴史館 山口家住宅」 堺区錦之町東1-2-31

参加費 
材料費300円(別途入館料200円が必要です。)

定員
各回 定員10名(事前申し込み制

お申し込み方法
電話もしくはファックスで「町家歴史館 山口家住宅」まで、氏名・電話番号を記入の上、お申し込みください。
電話・ファックス 072-224-1155
各回定員になり次第締め切ります。

※弊社では、受付を行っておりませんのでお間違えの無い様にお願い致します。

子供さんでも簡単に作れますので、ぜひ親子でご参加ください。

s-003.jpg


昨年度のワークショップの様子です。少人数でまったりとできますよ~

ぜひ、お待ちしております~

まご

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category: ワークショップ

tag: 和綴じ 

関東で初ワークショップ! 

みなさま、こんにちは~!
こちら関西は朝夕はすっかり涼しくなり、秋の空になってきました。

さて、昨日9月9日に株式会社紀伊国屋書店本社でライブラリーサービス部様の図書館スタッフ研修のお手伝いをさせて頂きました。

「サマーmeeting2017」で講義と簡単な実習をさせて頂きました。

はじめに「図書補修入門~紙資料の保存修復を学ぶ~」簡単な講義?(正しくはおしゃべり)で、出来るだけ実習に時間を割きたかったのですが、つたない話しを40分程してしまいました。

実習の方は、参加者30名、約2時間で出来る簡単な修理という事で、
背のはがれや背の天地の破れ補修・ページのはずれ・ページの破れ等の補修する班に分かれてもらいまいした。
みなさん、自館にある傷んだ本を持参してくださり、それを直す実習です。

WS様子 (1)

それぞれ、本の症状が違うのと私の準備不足もあり、参加者皆様に十分にアドバイスが中々上手い事いかなくて申し訳なかったように感じました。
そんな中でも、皆様休憩も取らず約3時間集中して作業をされていました。私が逆にビックリしました。

WS様子 (2)

みなさん、慣れない和紙やでんぷん糊を使い破れや落丁の補修、背のはがれもクーターを作り、また背の欠損部分には台紙を入れて直したり、クロスを使い補修したり上手に修理をされていました。

時間内に説明出来ない事も多々ありましたが、ひと通り皆様には手を動かしてもらい、知識だけではなく実際に修理をしてもらい、本の構造や壊れ方等を理解して頂く事が狙いです。
修理の方法等は、様々なやり方があるので、興味のある方は本格的に修理を習いに行って頂ければもっと学べますね。

私達は修理・修復を仕事でしていますが、現場で出来る簡単な補修等は多々ありますので、この実習を活かして修理のヒントになれば幸いと願っております
私も貴重な体験ができ、司書の方々の生の声が聞けてよかったです。

後で気づいたのですが、講義も実習もほぼ関西弁丸出しでお話ししておりました(笑) 
初関東WS新たな課題が…
閉会の挨拶で、人材開発部長(関西の方)が通訳をしてくださり、そこで気づきました

このような機会を頂き、株式会社紀伊國屋書店LS人材開発部スタッフの皆様、大変お世話になりありがとうございました!

まご

category: ワークショップ

どうでもいい、おはなし 

みなさまこんばんは~。
関東は雨が多く冷夏のようですが、こちら関西はまだまだ暑い日が続いておりますが
いかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日はゆっくり休んでいたので、体がなまってはいけないと思い散歩に出かけました。
その散歩コースをどこにしようかと池の廻りを歩いていると、中学生くらいの子が走っていました。
「俺も部活でよく走ってたな~」と思い、「五キロコースを歩こう」と決めました。

中学生の私はサッカー部に所属しており、当時週一~二回は学校の廻りから川の土手、池を一周してそれが大体5キロあったので5キロコースと先輩から教えられ走っていました。約30年前の話しですが(笑)

約30年ぶりに、このコースを歩いてみました。
学校

私が通っていた中学校、田舎なので景色はあまり変わってませんが・・・田んぼは少なくなり住宅地がかなり増えてました。
学校近辺の友達の家も表札は変わっていました。あたりまえか・・・

部室

しかし、学校の周りを歩いていると部室は当時のままでした。今はどうかわかりませんが、当時は汗臭く汚い部室でしたね~(笑)
でも、そこが良かったな~楽しかった思い出がいっぱい。みんなどうしてるかな~当然おっちゃんになっているのだけど・・・

橋
さてこの橋、ちょっとした思い出が・・・
この川の土手も周回するのですが、5キロ走る事がしんどく友達と橋の下に隠れズルをした事を思い出しました。
当時からズルがしい所あり、ろくな中学生ではありませんでしたね~。恥ずかしいですわ~

5キロコースを30年ぶりに歩いてみて、色々変わっているところもたくさんありましたが、まだまだ当時のままの所も多々あり大変懐かしく中学生の頃を思い出せた良い機会でした。
空は当時と全く変わってませんでしたね!夏の暑い日にサッカーに夢中になっていました。おかげで勉強はダメでしたけど・・・。
そら

結局5キロのところが、色々寄り道をしているとそこそこ歩いていました。
消費カロリーが気になる年齢になったと気づき現実に戻されました。あ~青春カムバック

歩数

まご

category: 日常のこと

虫干し絵解き説教大会に参加してきました。 

みなさま、こんにちは!
九州での豪雨により甚大な被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
最近の雨はドカ雨で予想できませんね。こちら関西も夏らしい天気ですが、まだ梅雨は明けていないようです。

さて、昨日15日に愛知県西尾市の養寿寺様の虫干会絵解き説法大会に行ってきました。
弊社で修復させて頂いた掛軸が一斉に御開帳となるので、以前から見てみたいと御住職にお願いをしておりました。

せっかく見に来るのであれば、絵解き説法の間に1コマあげるから何か喋ってくださいと言ってくださいました。
私の出番は15時からと聞いていたのでお昼に大阪を出たら十分間に合うと思っていたのですが、甘かったです!
三連休の初日、高速道路も渋滞、西尾市に着いたら市内はお祭りの準備で渋滞・・・
結局、開始1分前に到着

30分頂き、「家庭で心がける資料保存」と題してお話をしましたが、何を話したか全く記憶にありませんでした。
後から気づいたのですが、本堂に走って入りお参りもせずそのまま講演をしておりました。
御住職他のみなさま、大変失礼致しました。ごめんなさい!

説法


自分の出番が終わった後に、絵解き説法を聞かせて頂きました。初体験で己の心には邪心や煩悩だらけだと気づきました。
ご住職の凄いところは、什物を秘蔵にするのではなく本来の使い方をしている所です。普通はお金を掛けて修復すれば、めったに公開しない事が多いのですが、説法に使われる。
私個人的な感想ですが、従来の資料も利用するためにあるのですが、保存と利用のバランスが崩れている事が多いように感じます。

お寺の宝物も公開すれば、地域資料として地域の皆様にも知ってもらうことが出来、わが町の宝物として次世代に伝わっていくと思いました。

当麻曼荼羅

絵伝

何年振りかに、自分達が修復した掛軸を一堂に拝めると感動しました。またこの仕事をして本当に良かったと改めて想い、大変幸せな時間を過す事ができました。
ちなみにこの當麻曼荼羅と法然上人絵伝は弊社のHPにも掲載されています。

お声がけ頂きました、養寿寺畔柳住職本当にありがとうございました。
また来年も参加したいです!

まご




category: 日常のこと

ポスター修復! 

初めまして、こんにちは。
はちです。

今回東京の秦川堂書店様からのご依頼でポスターの修復をさせて頂いたのでここで少し紹介したいと思います。
(画像掲載許可頂いております。ありがとうございます。)

修復前は上部が完全に破れて分かれてしまっていたり、上下部の金具部分がさびていたり、紙の一部が欠損していたりとボロボロの状態だったのでこれを修復させて頂きました。

修復前
s-s-慰問文 (1)




①まず初めにポスターについている金具を取り外し、
②ドライクリーニングで表面のほこり等を除去する作業を行いました。
ポスターは洋紙の為,酸性劣化していたので
脱酸処理を行いました。
④欠損部分には和紙(楮紙)で形成紙を作成し補修し、
⑤和紙(石州紙薄口)を使用して肌裏打ちを行いました。
乾燥後
⑥欠損部分の補色作業を行いました。
⑦折れの予防や補強の為、ポスターの折れや亀裂部分に細長く切った薄美濃紙を裏面から貼りました。
⑧さらに二回目の裏打ち(石州厚口)を行いました。
乾燥後
⑨余白部分をカットし  
完成です。



修復後
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個人的には欠損部分の補色作業がとても大変でした。
元のポスターの色と違いが出ないように、補色した部分が他の部分より浮いてしまわないように色を合わせるのが難しかったです。しかしその分修復完了後には達成感もありましたし、なにより喜んでいただけたことが嬉しく自分の自信にも繋がりました。
※補色作業は補修箇所が目立たないようにするためのもので、絵柄を元通りに復元しているわけではありません。

これに満足せずもっと精進していきたいと思います。
また「ボロボロで直したいけどどうしたらいいかわからない」と思っている方がいらっしゃいましたらぜひ工房レストアにご依頼ください。心を込めて修復作業を行いたいと思います。



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