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工房レストアの『こんなんやってまんねん』

大阪で文化財の修復やレプリカ製作を行っている「工房レストア」のブログです。  文化財修復・レプリカ製作のお仕事やスタッフの日常についての「こんなんやってまんねん」を紹介しています。

 

謹賀新年 

新年あけましておめでとうございます
令和3年、みなさまが良い年になるようお祈りいたします
本年もどうぞよろしくお願い致します

今年は丑年!

干支の置物を会社の入り口横に置いているのですが、
昨年のねずみさんは頻繁にひっくり返るし、たまに落下してしまい申し訳ない事をしました。

そこで今年の丑さん、少々の揺れで転ばないように牧場風土台を作ってみました。
材料はシナベニア・竹ひご・段ボール以上3つのみ!
材料

竹ひごには、オイルステイン・シナベニアと段ボールにはアクリル絵具で着色。
思ったよりも簡単にできました!・・・出来栄えは(笑)
牧場土台


丑のごとくコツコツと我慢強く粘って進み、みなさまのお役に立てるよう社員一同努めてまいります。
今後ともご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。

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category: ご挨拶

社内研修について(雑誌・絵本修理) 

日に日に寒くなってきました。コロナがまた流行ってきておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
家の近くの桜並木が綺麗に紅葉しておりまして、紅葉狩りに行きたいなと想いながらコロナのこともあり、
なかなか出かけられない状況が続いています。皆様は体調などお変わりありませんでしょうか。
どうか皆様健康で新しい年を迎えられますように願うばかりです。

さて話は変わりますが、コロナの影響で依頼が少なくなっております時に、今こそより良いサービスを提供するために
行動していこうということで、毎週水曜日に研修の時間を取って頂き、社長自ら技術指導して頂いております。

今回は製本のワークショップを終えまして報告会をいたしました。
社員それぞれ修復したい本を持って来て本の修復に取り組みました。

子供の時に買ってもらった大好きな漫画、甥っ子たちの絵本、兄からお下がりでもらった辞書、練習で使う教則本などなど...
長い時間、何度も読むことで傷んでしまった大切な本が集まりました。

本の形状や傷み具合によって修復方法は異なるため、社長に本の状態を見てもらい、どのように修復したいかをイメージを伝え、修復方法を教えてもらい作業していきました。

修復の方法を教えてもらっても実際にやってみると上手くはいかないもので、自分が考えていたよりもとても時間がかかってしまったり、やり直すこともしばしば。社員みんな自分のイメージしている形に修復できるように何度も試行錯誤していました。

さて各々色んな気づきを得えましたので、仕事に活かせるように報告会で共有を致しました。

報告会
こちら報告会の様子です。修復工程などを説明した報告書も作成して、みんなに説明しています。

私から見るとすごくきれいになおしているように見えるのに、その本を手掛けた社員さんはもっとこうした方がよかったという声がきかれたりして、使える状態にする修理とは違い元の状態に戻す修復は本当に難しいなと思いました。

私は地元の楽団で楽器を吹いているのですが、その練習にいつも使う教則本が辞書並に分厚く重たいので、
使いやすいように3冊に分冊をするということをさせて頂きました。

最初は中身を3分割して無地の厚紙で表紙をつけたらいいかなと考えていたのですが、
上司に元の表紙のレプリカを作ってみてはどうかとアドバイスを頂きまして作ってみることに。
ところがそれがほんとに難しくて・・・まず元の表紙に似た紙を探し、裏打ちをして紙の厚みを合わせ、
スキャンをして画像に手を加えて、中身のサイズに合わせて製本できるように出力してなどなど、
まだまだレプリカ作製の一部分だと思いますが学ぶことができました。スキャンして印刷しておわりではなかったです・・・

こちらが3分割にしました教則本です
教則本

工房レストアにはレプリカ作製のプロがおりますので、安心してお問い合わせ頂けたら幸いです。

社長や他の社員の方々にもアドバイスを頂きながら、私としてはやってよかったと思えるものができました。
たくさん苦労した所もいいお仕事できるように繋げていきたいと思います。

他の社員の方々の修理された本も紹介いたしますね。

修復前
漫画2
修復後
漫画1DSC_0004.jpg


修復前
おさるのジョージ2
修復後
おさるのジョージ3

修復前
漫画4
修復後
漫画3


本当にたくさんの方々に支えられていることに感謝しつつ
一瞬一瞬大切に皆様のご希望に沿えるようなお仕事ができるように精進して参ります。


ひつじ




category: 感謝

堺市「町家歴史館 山口家住宅」で簡易掛け軸つくり開催のお知らせ 

みなさま、こんにちは!

朝晩冷え込んできましたね。
コロナ禍でもあります、みなさま体調管理にお気をつけください。

告知が遅れてしまいました!
さて、10月25日(日)に堺市「町家歴史館 山口家住宅」でポチ袋関連ワークショップを開催致します。
今年はミニ掛け軸つくりです。

DSC_0001.jpg
※サンプル例です

かわいらしい、ミニ掛け軸がつくれます。ハガキや写真など自由に飾れます。
みなさま宜しくお願い致します~ふるって御参加頂けましたら嬉しいです!

令和2年10月25日(日曜日)
   ・1回目 午前10時30分から
   ・2回目 午後1時30分から
   ・3回目 午後3時から
  ※各回、所要時間は約1時間を予定しています。

各回 定員6人 (事前申し込み制)

材料費500円 (この他に別途入館料200円が必要です。)

※ご参加の方々へお願い
新型コロナウィルス感染予防の観点から必ずマスクあるいは、ハンカチなど口を覆うものを着用してください。


会場
「町家歴史館 山口家住宅」
   堺区錦之町東1丁2-31

申し込み方法
電話もしくはファックスで 「町家歴史館 山口家住宅」 (電話・ファックス 072-224-1155) まで、氏名・電話番号を記入の上、申し込んでください。 各回定員になり次第締め切ります。

詳しい情報は堺市HP文化財課まで

※弊社では一切受け付けは行っておりません。

category: ワークショップ

西田幾多郎記念哲学館 

こんにちは。スタッフのKです。
先日、当社のスタッフ5名で石川県の西田幾多郎記念哲学館さんに納品にお邪魔しました。
こちらは日本を代表する哲学者、西田幾多郎に関する展示をしている世界で唯一「哲学」と名を冠しているミュージアムです。
「哲学」というと難しいかもしれませんが、西田幾多郎の考えや生き方に触れて、改めて自分自身の事を見つめ直すことのできる展示や仕掛けがたくさんあります。
また建物自体も安藤忠雄さんが設計されたもので個性的な建築物になっています。

西田幾多郎記念哲学館2
穴を覗くレストアスタッフの様子 設計のトリックか、吸い込まれるような感覚になります。

空
空だけが見える庭です。この日は生憎の曇り空でした。


納品はとても喜んで頂けて嬉しかったです。
私は初めてお客様の前で工程などを説明させて頂きました。
学芸員の皆様はとても西田幾多郎の残した原稿を大事にしてらっしゃって、
これからも残していきたい!という熱意がお話から強く伝わってきました。
私たちが修復してそれで終わりではなく、次世代に繋いで行けるような修復やレプリカ作製を行っていきたいと感じました。

納品後、展示を見せていただきました!(撮影許可を頂いております)
なかなかレストアで制作したレプリカを展示しているのを見る機会が少ないのですが
今回の展示は今まで作ったレプリカの集大成。たくさん展示されており見ごたえ抜群!
やはり会社で見るのと展示で見るのでは雰囲気が全然違います。
このレプリカは西田幾多郎記念哲学館さんのプロジェクトにより固着したノートを1枚1枚展開・修復してくださった多くのの方々の協力があって作ることが出来ました。また、修復後のノートはこれからも解読を進めたりとまだまだプロジェクトは続きます。
その中でまた、新たな発見があるかもしれませんね。
西田幾多郎記念哲学館
展示を解説して頂いている様子


そしてレプリカですが嬉しいことに、工房レストアが作ったレプリカデータを活用していただいたグッズが出来ました!
レプリカ
西田幾多郎が使っていたノートの風合いをそのまま表紙にしたノートです。
西田幾多郎記念哲学館さんのお土産コーナーで入手できます。
旅の思い出に1冊如何でしょうか。

category: 出張

tag: 古文書  レプリカ  西田幾多郎 

産経新聞 夕刊 「一聞百見」掲載によせて 

産経新聞 夕刊の掲載記事 「一聞百見」にて9月1~3日の3日間に渡ってインタビュー記事が掲載されました。

今回の取材の件は産経新聞の記者の方が大阪産業創造館の「Bplatz press 4月号」の弊社掲載記事を見られた事が縁で決まったそうです。
そもそもの大阪産業創造館(産創館)とは工房レストア起業時からいろいろな面で相談に乗って頂いたり、協力して頂くなど大変お世話になっておりました。また産創館のご縁でつながった方からさらに新たな人のご縁ができ、それが巡って今回の記事掲載となった事を思うととてもご縁の巡り合わせの不思議を感じます。
仕事の上でもお客様から弊社の事を知り合いの方にご紹介して頂く事も多く、本当にご縁によって成り立っている事を感じます。

人の縁はどこでどうつながるか、とうてい図りしれないものですがこれからも一つ一つのご縁を大切にしていきたいと思います。

今回このような機会、ご縁を頂きました事 産経新聞編集委員 粂 様 南雲 様には厚く御礼申し上げます。

ぽんきち

一聞百見 2020年9月1日
産経新聞 夕刊 2020年9月1日「一聞百見

一聞百見 2020年9月2日
産経新聞 夕刊 2020年9月2日「一聞百見

一聞百見 2020年9月3日
産経新聞 夕刊 2020年9月3日「一聞百見」

category: 感謝

tag: 一聞百見 

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